「教員を辞める」という決断をするときは、さまざまな考えや葛藤があるでしょう。
本記事を読んで、自分の考えを明確にしてみてください。
本記事の内容
- 教員を辞めたい5つの理由
- 教員を辞めたい時の解決策
本記事の信頼性
当ブログでは「教員から次の人生を切り開く」をコンセプトに、教員の転職・お悩み解決ノウハウを発信します。僕のプロフィールはこちら。
教員を辞めたい5つの理由
多かれ少なかれ、ほとんどの教員が辞めたいと思うことはあります。
まず、辞めたいと思った理由を考えてみましょう。
・勤務時間が長く、休日が少ない
・人間関係がよくない
・ハラスメントを受けている
・健康状態に支障が出ている
・教員に向いていないと感じた
多くの方が、上記の理由で辞めたいと思ったことがあるかもしれません。当てはまるものがあるか確認していきましょう。
勤務時間が長く、休日が少ない
教員は授業以外の業務量が多く、激務といわれています。授業がない間は、以下のような対応があります。
- 提出物の確認
- 次の授業の準備
- PTAの運営
- 行事のスケジュール調整
- 部活の練習試合の日程調整
上記のような授業以外の対応や、イレギュラー対応もあります。教員は授業以外にもやることがあり、プライベートの時間を確保できないという声もあります。
人間関係がよくない
同僚との人間関係だけでなく、保護者との関係性も必要になるのが、教員の難しいところです。近年では、モンスターペアレンツといわれる保護者がおり、以前に比べて対応に頭を悩ませることが増えてきました。人間関係はこちらが改善しようと努力をしても、相手が変わらなければ関係性を変えることは難しいので、職場を変えることを視野に入れましょう。
ハラスメントを受けている
肉体的・精神的なハラスメントを感じている場合は、深刻化する前に対応することが大切です。代表的なハラスメントには以下のようなものがあります。
- パワハラ(パワーハラスメント)
- セクハラ(セクシャルハラスメント)
- マタハラ(マタニティハラスメント)
パワハラとは立場が優位であることを利用して、他者に嫌がらせをしたり、苦痛を与えることです。セクハラやマタハラは、他者を不快にさせる性的な言動や妊娠している方に対して退職を促す行為などを指します
上記のようなハラスメントを受けたら、一人で抱え込まず、話しやすい人に相談してください。
健康状態に支障が出ている
朝起きあがることができない、自然と涙が出てくる、めまいがひどいといった症状が続く様であれば、受診をおすすめします。精神的なストレスが大きいとうつになり、回復するまで時間を要するので、判断ができるうちに休みましょう。
教員に向いていないと感じた
始めたばかりの頃はわからないことが多く、歯がゆい思いをする場面があると思います。経験が浅いために向いていないと感じている場合は、1年ほど勤務してから決めてもよいかもしれません。ただ、児童や生徒に対して、熱心になれず、教育に関して意欲が沸かないようであれば、転職を考えましょう。
辞めたい時の解決策
どのような理由で、辞めたいかが明確になりましたか?
人によっては、「やっぱり教員は辞めよう」と決意する方もいれば、「教員になれたのに諦めたくない」と思う方もいるでしょう。
判断が難しい場合は、1度下記内容のように行動してみると分かるかもしれません。
上司に相談する
現状の業務が多くて負担に感じている方や、保護者との人間関係に悩んでいる方は1度上司に相談してみましょう。学校によっては、業務の少ない配置や担当する学級を変更してもらえるかもしれません。必ず変更してもらえるわけではないので、上司に相談して対応してもらえなければ、転職を考えましょう。
休職する
肉体的・精神的に苦痛を感じている場合は、無理をせず休職しましょう。自分自身で判断が難しい場合は、自分をよく理解している親や友人に相談してみましょう。疲れ切ってしまうと正常な判断ができないため、しっかりと休んでから、判断できるタイミングで教員を続けたいかどうかを考えましょう。
転職活動
転職するかどうかは置いといて、転職活動をしてみるのは良いと思います。私の実体験ですが、転職を迷っていた際、エージェントの方に「転職するかどうか迷ってるんですよね」とお伝えしたら、「転職するかどうかはこれから決めればいいけど、転職活動はしてた方がいい」と言われました。
理由としては、「転職活動をすることで業界や職種の情報収集を行うことができるから」という答えでした。今すぐ転職をするわけではなくとも、アプリでサイトをみるだけでも転職活動になるので、是非やってみてください。
教員は転職できない?
教員だから転職できないなんてことはないです。むしろ、教員経験があることで、転職活動の武器になります。今は、終身雇用制度も破綻しており、転職する人も多く、マイナスの印象を持つこともなくなってきています。
ただ、1人で転職活動を行うことが不安であれば、エージェントに相談してみると自分の希望する働き方ややりたいことが明確になるので、ぜひ相談だけでもしてみてください。
まとめ
教員を辞めたい理由とその解決策を解説しました。
自分の気持ちに耳を傾けて、本当にやりたいことを模索してみてください。
この記事が皆さまの何かを始めるきっかけになれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。