ご想像の通り、どちらを選んでも全く後悔しないということはありません。
本記事では、教員から転職して後悔しないために事前に確認しておきたいことを紹介します。
本記事の内容
- 教員から転職して後悔したこと5選
- 後悔しない"元教員"になるための準備
本記事の信頼性
当ブログでは「教員から次の人生を切り開く」をコンセプトに、教員の転職・お悩み解決ノウハウを発信します。僕のプロフィールはこちら。
教員から転職して後悔したこと5選
周囲の目や彼らの言葉が重荷となる
・「教師は役立たず」という呪い
「教師は役立たず」という言葉を耳にした人も少なくないのではないでしょうか。転職を決意すると、心に重くのしかかるのがこうした評価。転職前であっても自分が役立たずと言われた気分にすらなります。とにかく、周囲の言葉に自信を失って前に進めない時間がもったいなかったと感じています。
・プライドが邪魔をする
教師は、一般的に敬われる肩書きで、誇りに思っている家族も多いようです。教師を辞めるとなると、身内には悲しみの反応を見せる人や転職に難色を示す人が現れることがあります。周囲の目をうかがって、気持ちや方針がぶれてしまうことがありました。
その辞めてから気付く教師のお金事情
・教師の手当のありがたみ
世間では「定額働かせ放題」という言葉も生まれるほど、業務量や残業手当については過酷な待遇です。業務量に見合わないという考えを置いておくと、ボーナスや安心して生活を送れるだけの各種手当が充実していたと実感します。
・年収減の生活
年収の増減は転職先など個々人によるものの、ある程度安定した給料である教職から民間企業への転職となると、副業無しでは減少する場合が少なくないはずです。時間を手に入れた一方で、将来の金銭的な不安を抱くようになり、自由に使えるお金のゆとりが無くなる可能性があります。
・年功序列ではない世界
教員は、年功序列の給与形態である場合が多いと思います。民間企業では、年齢にかかわらず、経験や実力で昇給が決まります。給与面だけではなく、モチベーションを左右される厳しさも感じます。
知らないと怖い転職エージェント
・こういう人に気を付けて
転職サービスに登録すると、転職エージェントが担当者として助言をしてくれます。基本的に親身になってくれますが、エージェント全ての人が心から思いやって対応してくれているとは限りません。利用者の適職探しよりも、ノルマ達成を重視する人がいるのも現状です。事前にわかっていれば良かったと思うことの一つです。
民間企業に身を置いて感じる環境の違い
・長期休暇のない生活
長期休暇の日数が多い教員は、人混みを避けての旅行や帰省のしやすさを味わった経験もあるはずです。民間企業に勤めると、週あたりの休日が確保されていても、まとまった休みが恋しくなることがあります。
・仕事に対する姿勢の違い
民間企業でも、表向きフラットな関係性に見えることがありますが、違和感を覚えることもあります。いかに自分をアピールするかが重視されている側面や、自分が会社のコマである感覚になる社風に馴染めない部分があります。
やりがいが懐かしい
・モチベーション維持の難しさ
民間企業では、業務上お客様が評価やお金と強く繋がっている感覚があり、慣れることの難しさを感じています。なかなか成果が出ない時期に、モチベーションを保つのは困難の一つです。
「後悔しない“元“教師」になるための準備
自己分析を今一度
転職サービスの利用前や利用初期には、深く自己分析をすることをお勧めします。視野を広げるためには、自分だけの力では限界があります。エージェントとの面談は、第三者の力を借りて自分の一面に気付ける良い機会です。希望すれば、基本的に何度でも対応してくれます。徹底的な自己分析が、自分に合った転職先を選ぶ鍵となります。やみくもに転職する前に、とことん自分と向き合ってみましょう。
転職サービスやエージェントの情報集め
転職を意識しはじめたら、転職サービスに登録し、転職の流れや企業の把握をしておくことをお勧めします。初めは、情報量の多さに驚くと思いますが、転職活動の土台づくりに大切です。
転職サービスは、担当してくれるエージェントの力が大きく影響します。利用者が、転職先の企業だけではなく、自分に合った担当者を探し続けることが大切です。納得のいく転職先を紹介してくれるエージェントは、利用者の話によく耳を傾け、書類の添削から面接練習まで、何度も助言を与えてくれます。エージェントとの出会いを探し続けることが、転職を成功させる秘訣です。
心を落ち着かせる貯蓄
転職活動には、焦りがつきものです。そのような焦る気持ちを抑えてくれるのが、「貯蓄」です。特に、在職中に内定が決まらずに退職後も転職活動を本格化する場合に大切です。転職先が決まらないことだけではなく、貯金が減ってゆくこと自体に焦ってしまうという悩みは多くの人が経験することでしょう。心身が健康なうちに、貯蓄をしておくと、より落ち着いた転職活動に励むことができるでしょう。転職を意識し出したら、可能な場合は実家などに身を寄せて貯蓄に励むことも方法の一つです。