大学を卒業して教員になった方にとっては「はじめての転職」になりますよね。
教員に限らず「はじめての転職」をする際には、全ての方がこの壁にぶち当たります。
本記事の内容
- 転職時にアピールできる教員の強み
本記事の信頼性
当ブログでは「教員から次の人生を切り開く」をコンセプトに、教員の転職・お悩み解決ノウハウを発信します。僕のプロフィールはこちら。
教員の強み【実務スキル編】
教員経験で培われた強みの「実務・スキル」について解説します。
企画・運営管理力
教員の実務スキルの強みとして企画・運営管理力は企業で仕事をする際に存分に活かせる強みです。
教員の仕事の大半を占める教室運営では、授業をはじめとして児童・生徒を教育・育成するためにアイデアを出し、授業内容や郊外アクティビティを練り上げる「企画力」が求められ、それを実際に「運営する力」が必要です。他業種においても、考え(企画し)、行動する(運営する)力は必ず必要とされるスキルです。
タスク管理力
タスク管理力はあらゆる仕事で求められるスキルであり、教員の強みとして転職の際に存分にアピールできます。
授業の準備、授業、生徒指導、保護者対応、定期テストの準備、成績管理、生活指導、公務関連事務作業など、教員の仕事は多岐に渡ります。それぞれのタスクをもれなく管理する力はすべての仕事において必ず求められるスキルです。
転職活動をする際には管理方法など工夫点をまとめてアピールするとよいでしょう。
組織構成力(マネジメント力)
20名〜30名の児童・生徒の担任として教室を健全に運営することはマネジメント力が求められ、教員の強みとして挙げられます。
個性豊かな児童・生徒たちを統率し、牽引していくことはとても大変な仕事ですが教員にとってはこの力が最も求められるものではなかったでしょうか。
他業種でも、チームや部署で仕事をする際にメンバーがバラバラではよい仕事ができません。
マネジメント力は、教員の強みとして他業種に転職した場合でも最も活かせるスキルであり強みです。
プレゼン力
プレゼン力はあらゆるビジネスに活かせる強みです。
プレゼン力というと、営業職のような製品を売り込むシーンに発揮できると思われがちですが、営業職に限らず管理系や事務系職種にも活かせます。例えば作業効率化を目的として業務フローを改善することを会社に提案する際に説得力のある説明が必要です。
自分の意見や考えを社内外に伝えることはどんな仕事をするにしても必要なスキルです。
プレゼン力は教員経験を通して得た活かせる強みのひとつです。
教員の強み【ヒューマンスキル編】
教員経験で培われた強みの「ヒューマンスキル」について解説します。
多様なコミュニケーション力
教員の仕事は多様なコミュニケーション力が要求されます。他業種でも社内外の多様な考えや立場の人とのコミュニケーションが発生してきます。その際に教員経験で得た多様なコミュニケーション力は転職をした際に活かせる強みであると言えます。
具体的に言うと以下の3点が挙げられます。
- 傾聴力
- 質問力
- 説得力
仕事をしていく上で色んな意見がぶつかりあうことは多々あります。その際に、まずは相手の話を聞く「傾聴力」、話を聞き相手の考えを深く理解することに必要な「質問力」、そして相手の考えを踏まえた上で自分の考えを理解してもらうための「説得力。
個性を持ったまだ成熟していない児童や生徒、多様な価値観が存在する保護者とのコミュニケーションにおいては自分の価値観のみで対応することは不可能です。相手を理解しながら自分の考えをどう伝えるべきかを考れるのは、教員経験者ならではの強みです。
忍耐力
忍耐力があるということは転職をする際に非常にアピールできるポイントです。
教員の仕事はとてもやりがいがありよいイメージが先行しがちですが、実際はかなり過酷な仕事と言えます。過労死ラインを超える100時間以上の残業や、時に保護者からの理不尽ないいがかり、長時間に及ぶ会議や休みの日の部活引率など日々過酷な現場であると言えます。
教員の仕事をすることで得た忍耐力は是非転職活動をする際にアピールしましょう。
協調性
学校という年功序列の慣習がまだ根強く残っている職場で常に組織で働くことから教員は協調性が高い人が多いです。
現在の風潮としてベンチャー企業をはじめ「フラットな組織」「風通りのよい社風」を目指し、旧態依然とした社風の改革に積極的な企業も増えてきましたが「組織」であることには変わりありません。個人プレイヤーの集まりなら組織は崩壊してしまいます。
常に周囲との調和を大切にし、組織人であるという意識の高さを持って仕事に取り組むことができることを是非アピールしましょう。