教員として働くことがバカバカしいと感じることってありますよね。
そもそもバカバカしいと感じるのは、脳がキャパオーバーしている状態です。
キャパオーバーになってしまう原因と、そのあとどうすれば良いかがわかれば、教員を続けるか辞めるかの判断がつけやすくなります。
さあ、この記事を最後まで読んだあなたは、どんな選択肢を選びますか?
本記事の内容
- 教員として働くことがバカバカしいと感じる3つの原因
- 教員がバカバカしいと感じた時に取るべき行動
本記事の信頼性
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教員がバカバカしいと感じる3つの原因
教員がバカバカしいと感じる主な原因は、以下の3つです。1つずつ詳しく解説していきます。
①拘束時間が長すぎる
まず一つ目に、拘束時間が長すぎます。
文部科学省が発表している教員の労働時間は小学校で10時間、中学校で11時間です。
しかし、あくまでも基準値であり、成績・受験シーズンや問題が起こった場合には、もっと長い時間帰れないこともしばしばです。
そしてなんと言っても、実質休憩時間がありません。
公立学校の教員には45分間の休憩が義務付けられていますが、実際は給食指導と掃除指導で教室から離れられませんし、トイレに行く暇もありません。
こんな状態で放課後の業務をこなし、残業しているわけですから、疲労は蓄積される一方です。
疲労がたまったままの仕事は非効率で、保護者対応や問題対応など集中力のいる業務が続くと、思わぬトラブルが発生することもあります。
疲労が蓄積された状態の長時間労働は、メリットは何一つなく悪循環でしかありません。
拘束時間が長いことであらゆる問題が引き起こされ、キャパオーバーが発生し、バカバカしいと感じることにつながります。
②管理職の質が悪い
二つ目は管理職の質が悪いことです。
管理職の質が悪いと、教員の質も低くなります。まずこのことに気付いていない管理職が多すぎます。
自分の保身のために教員を指導できなかったり、管理職が教員をいじめたりするなど、管理職失格と言わざるを得ない人たちが多いのが現状です。
また、教育委員会や地域、保護者の言いなりになり、教職員の業務内容が増えるばかりです。
もはや教員はサービス業と言えるでしょう。理不尽な業務が続くと脳はキャパオーバー状態になり、全てが嫌になる原因になります。
③古い体質
三つ目は、古い体質に苦しめられる場面が多いことです。
学校という場所は、いつまでたっても古いままで、新しいことは理由をつけて排斥される傾向があります。
講義スタイルの一斉授業や暗記式のテスト、前を向いて静かに話を聞くことを求められる風習などの教育スタイルは、世界から遅れを取りつづけたままです。
また、教員の中には古い体質で居心地が良い先生もいます。
学校の行事ひとつ見ても、新しいことに反対する教員がいるせいで「前年度踏襲」の文化が根強いのも現実です。
皆さんの学校にもこんな雰囲気はありませんか?
- 休職する人を弱い人扱いする
- 休んではいけないという空気感
- 定時で帰る人をひがむ
- 残業する人=学校に貢献する人という空気感
- 会議で、批判ばかりするベテラン教員がいる
- パフォーマンスが目立つ人がちやほやされる
- 若い世代の意見が通らない ....etc
このような状況が続くと、何をもって評価されているのかわからなくなり、誰でもバカバカしいと感じるでしょう。
教員がバカバカしいと感じたらすべきこと
教員がバカバカしいと感じたら、すべきことは以下の2択です。
- 割り切って教員を続ける
- 転職する
詳しく解説します。
割り切って教員を続ける
教員という仕事は、バカバカしいことが多い職業です。
いっそのこと退職して、自分の時間や家族との時間が取れる仕事に転職しようかと考えている方も多いと思います。
しかし、他の仕事も厳しいことに変わりはありません。異業種への転職は、すぐにできるものではなく、環境や仕事に慣れるまでに大きなストレスがかかるでしょう。家族の理解や協力も必須です。
公務員は福利厚生において大変恵まれています。休んでも復帰できる場所があり、キャリアを失うことなく信頼を積み上げられ、なおかつ昇給していける珍しい業種です。
質の悪い同僚や上司は、どの職場にもいますし、理不尽な仕事もたくさんあります。それなら、効率よく仕事をこなす術を身につけて、仕事と割り切って教員を続ける方が良いという考え方にも賛成です。
転職する
教員がバカバカしく、仕事やご自身の健康状況などに限界を感じている方は、思い切って転職するべきです。
転職をすれば、行事や授業の準備、部活動指導などに追われることがなくなります。
一切の担任業務から解放されるため、ストレスフルな日々から脱却でき、職員室の人間関係に悩むこともなくなります。
そして、正しい評価をもらい、やる気のある仲間とやりがいを感じながら、納得した職業人生を送ることができるでしょう。
教員は、休んでも退職しても代わりが利くため、年度途中で退職しても全く問題ありません。
基本は事務員さんとのやり取りですが、管理職とも面談や話し合いを行わなければなりません。
管理職とのやり取りが困難な場合や、精神的に辛い場合は退職代行を利用するのも良いでしょう。
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あなたは来年度も教員を続けますか?
ここまで読んだあなたは、今どのように感じていますか?
教員という仕事をバカバカしいと思うのは、今まで熱心に学校や児童生徒に尽くしてきたからです。
それが報われずハードワークが続くと、脳がキャパオーバーを起こし、バカバカしいという感情を湧き起こさせます。
つまり、この状況は脳にとって良くない状況であり、放っておくと取り返しのつかない事態になりかねません。
それでも、教員という仕事はやりがいのある素晴らしい仕事です。
児童生徒の、可愛らしい一面や成長が見れると疲れも吹き飛びますし、保護者も嫌な人ばかりではありません。
子どもの成長を願う味方であり、時に担任を守ってくれる存在です。
自分の健康と、教員としてのやりがいを天秤にかけることは難しいですが、大切なのは「自分」です。
自分の心に耳を澄ませてみてください。あなたは来年度も教員を続けますか?
心と体の健康を第一に、あなたにとって最適な答えが見つかるよう応援しています。