教員辞めたい

【元教員が解説】教員に向いていない人の特徴5選&対処法3つを紹介

 

教員から転職を考えたことがある人の中には、このように思ったことがあるのではないでしょうか?

先生
毎日が大変・・・周りの友達は仕事が充実していて楽しそう。
先生
教員には向いていないのかも・・・

 

そもそも、教員に向いていない人とは、一体どのような人でしょうか。この記事を読んで向いていないと感じたら、次の選択肢を探してみるのも一つの方法です。

 

本記事の内容

  • 教員に向いていない人の特徴
  • 教員に向いていないと思った時にやるべきこと
  • 教員のスキルを活かせる転職先

本記事の信頼性

当ブログでは「教員から次の人生を切り開く」をコンセプトに、教員の転職・お悩み解決ノウハウを発信します。僕のプロフィールはこちら

 

りお
私は、20代の教員5年目で自主退職し、フリーランスに転職しました。今は、労働時間は教員時代の半分で、収入は2倍以上。自分のやりたいことができる生活を送っています。

 

自分の強みを生かせる仕事に出会いたいと思っている人は、最後まで読んでみてください。

 

教員に向いていない人の特徴

この章では教員に向いていない人の特徴を4つあげます。1つでも当てはまったら、今の仕事や働き方を見直すチャンスと捉えましょう。

 

①人と比べてしまう

教員の中には、自信に溢れていたり、児童生徒や保護者からの人気が、高く見えたりする教員もいます。また、同僚が管理職や他の先生たちと親しげに話しているのを見ると、焦ってしまうこともあるでしょう。

 

そんな教員と自分を比べてしまいやすい人は、きっと毎日が辛いと感じているはずです。あなたには、あなたにしかない強みがあるにも関わらず、周りに気を取られてしまいやすい場合は、教員にはあまり向いていないと言えます。

 

②楽しい瞬間がないと感じる

ポジティブな気持ちは「続ける」ことへのハードルを下げることが脳科学の研究で分かっています。つまり、ワクワクを感じることが大切です。教員という仕事に、ワクワクを感じられていますか?

 

  • 授業を理解してもらえて嬉しい
  • 子どもたちの行動が可愛い
  • 生徒たちと話すのが楽しい
  • 会議で新しいアイデアを出すことが楽しい

というように、教員の仕事に少しでも楽しいと思えるポイントがなく、ただ毎日が辛いなら、心がかなり追い込まれている状態かもしれません。一刻も早く環境を変えた方が良いでしょう。

 

③平日もプライベートを充実させたい

休日だけではなく、平日も家族や自分との時間を大切にするのは重要なことです。

 

しかし、残念ながら、教員という仕事はそのような労働環境ではありません。働き方改革が進められているとはいえ、まだまだ帰りにくく、休みにくい職場です。

このような理由から、平日もプライベートを充実させたいと思う人は、教員には向いていないと言わざるを得ません。

 

④評価されることで頑張れる

管理職や周囲から正しく評価され、フィードバックをもらうことはモチベーションの維持・向上につながり、パフォーマンス向上のために大切な要素です。

 

しかし、教員の世界では正しく評価されることがほとんどありません。委員会が喜ぶようなパフォーマンスをした人が、評価される悲しい現実があります。

 

評価されなくても、子どもたちのために頑張っている先生方はたくさんいます。しかし、人間として正しく評価され、上司と良好な関係を築きながら仕事ができる環境に身を置くことのほうが、正しい職業人生と言えるのではないでしょうか。

 

このことから、正しい評価をモチベーションにして頑張りたいと感じる人は、教員に向いていないと言わざるを得ません。

 

教員に向いていないと思った時にやるべきこと

「教員に向いていないな」と感じたら、まずこの章で紹介することをやってみてください。きっと次の行動につながるはずです。

 

①自分の気持ちを書きだす

まずは、あなたの今の気持ちを紙に書き出してみましょう。

 

腹が立つことや悲しいと感じている事など、ネガティブなことばかりでも構いません。きれいに書こうと思わず、とにかく頭に浮かぶことをそのまま、全て紙の上に出し切ってみましょう。自分と対話する気持ちで10分〜20分ほど続けてみてください。

 

この方法はジャーナリングと呼ばれ、自分の気持ちを客観的に見つめるのに有効な方法です。

 

思いを出し切ると、やりたくないことや無意識に感じていたことなどが見えてくるはずです。教員という仕事に対して本当はどう思っているのかを知る手掛かりになります。

 

②自分の強みを知る

「教員に向いていないかも」と悩んでいるあなたは、これまでたくさんの困難に立ち向かってきたことでしょう。誰かに褒められるわけでもなく、自分に自信を無くしていませんか?

 

しかし、必ずあなたにしかない強みがあります。忍耐力や傾聴力、共感力など、自分では当たり前と思っていることも、周りから見れば大きな強みである場合は多いです。

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まずは、自分にはどのような強みがあるのかを知りましょう。

 

無料のテストもありますが、簡易的なため正確な結果は期待できません。

転職サイトや、求人サイトなどに登録するだけで診断できるツールを使ったり、転職のプロに相談してみることで、自分の強みを簡単に知ることができます。

 

③思い切って転職する

自分の強みを知ることができれば、苦しみながら教員を続ける理由はもう、どこにもありません。あなたの能力を必要としてくれている場所で、大きく羽ばたきましょう。

 

たとえ教員としての勤務歴が浅くても、辞めることは甘えではなく、教員の働き方をこちらがジャッジした結果です。職歴が浅いことが転職することのネックになっているなら、転職エージェントに相談してみましょう。

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次の章では、教員のスキルを活かせる転職先を紹介します。

 

教員のスキルを活かせる転職先

ここで紹介する職業以外にも、転職できる業種はたくさんあります。転職エージェントに相談し、より多くの選択肢を広げることが大切です。

 

この章では、教員のスキルを活かせる転職先を4つ紹介します。

 

塾講師

塾の形態はさまざまですが、一斉もしくはマンツーマンで児童・生徒に学習を指導する仕事です。学習指導は、教員としてのスキルを最大限に生かすことができるでしょう。

 

スクールマネージャーとして塾を運営する仕事もあります。児童生徒及び保護者の学習相談・進路相談などを担います。

 

発達支援事業

時代の変化に伴って、人間関係の希薄化や体力の低下などが顕著で、子どもの育ちも変化してきました。幼児期の子育てにストレスや不安を感じる保護者も増加しています。それに伴い、近年は発達相談の件数が増加しており、児童発達に関わる事業を行う企業が増え始めています。一人一人の発達段階やニーズに合った支援ができる仕事です。総合育成支援の領域が主な業務ですが、教育現場を経験していることは大きな強みになります。

 

教材開発会社・出版社

教育現場で使用する教材やドリルを開発する仕事です。ICT教育推進に伴い、Webコンテンツ作成やアプリの開発など、幅広い業種での活躍が見込めます。

 

児童生徒たちの反応を、直に感じてきた教育現場での経験は、貴重な戦力となるでしょう。

 

オンラインスクール

近年、不登校生徒の増加や、やりたいことを深める新しい学び方に関心が高まっていることなどから、通信制高校やオンライン教育事業を展開する学校が増えています。

 

個人や団体が運営する学校であれば、独自の校風をウリにしている学校も多く、教員時代の常識を取っ払い、新しい教育の形に興味がある方におすすめです。

 

「教員に向いていない人の特徴」まとめ

教員に向いていないかもと思った時、自分を責めないでください。

 

教員という仕事は、世の中にある数多くの仕事のひとつにすぎません。必ず、あなたを必要としている場所があります。その場所を一緒に探してくれる誰かがいるだけで、安心できるはずです。

 

転職エージェントは、プロの目線からあなたの悩みや不安に寄り添いながらサポートしてくれるため、まずは相談してみてはいかがでしょうか。

 

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